サービス概要
『食品衛生管理システム』とは、自治体の健康福祉部門や保健所、検査機関において、食品衛生法に基づく食品営業許可施設の台帳情報や食品営業許可証の発行情報、食品検査に関する情報の一元管理を行うシステムです。システムに登録された各種情報を利活用することで、自治体の食品衛生に関する業務の効率化を支援し、食の安全確保につなげます。
自治体の抱える課題
- 他の自治体と共同利用するための保健所や検査施設を設置したいが、現行システムではそのまま利用することができないことからシステム改修が必要である。
- 現行システムは何十年も前に開発されたものであることから、開発環境が古く、システムの大幅な更新が困難である。
- ネットワークに繋いだ運用となっていないことから、同部署内であっても同時に二人以上で利用することができない。
- 専用のパソコンやプリンタ等の購入費用や保守費用が部門数分発生することから高額である。
システムの特長
1.食品の営業許可業務及び検査業務の効率化を支援
- 食品衛生法に基づき食品営業許可に関する申請(新規・更新)や届出(変更・廃止等)に関する情報を登録し、食品営業許可証の発行や台帳のデータを自治体の各関係機関で活用することにより、業務の効率化を図ることができます。
- 同法に基づき食品営業施設等から収去した食品の情報及びその食品検査に関する情報を登録し、検査依頼書や検査結果成績書などのデータを各関係機関で活用することにより、食品検査業務の効率化を図ることができます。
2.食の安全確保を支援
- 飲食店等の食品営業施設や学校給食施設、社会福祉施設に関する登録情報を活用し、施設の実態をリアルタイムに把握することができます。自治体の食品衛生管理レベルが向上することで、各施設に対する監視指導の強化につながり、食の安全確保を図ることができます。
- 施設の衛生状態や食品の管理状況、帳簿書類等の検査に関する登録情報を自治体がリアルタイムに把握できることで、 行政指導、営業停止処分、廃棄処分等の措置を即座に講じ、食の安全確保を図ることができます。
3.将来の仕様変更に柔軟に対応
- 通常のプログラミングだけでなく、ノンプログラミングを多く用いたシステム開発となりますので、将来のプラットフォームのバージョンアップ、自治体の所有するパソコンのOS、ブラウザ等のソフトウェアバージョンアップにも柔軟に対応できます。食品衛生法や食品表示法などの法改正についても対応することができます。
4.低コストでのシステム開発を実現
- 利用料がかからないオープンソースを中心とした超高速開発ツールを用いることで、短期間・高品質・高操作性を備えたシステム開発を低コストで実現できます。
5.自治体のインフラを活用することで高セキュリティを確保
- 自治体の所有するオープン基盤、パソコン、ネットワーク、その他連携基盤を活用し、統合管理のもとで安定稼働、セキュリティを確保したシステムの構築を実現できます。
システムの機能
食品衛生管理システムは、食品営業許可情報、食品収去情報、食品検査情報を一元管理することができます。
食品衛生に関する業務に応じた主な機能については下表のとおりです。
食品営業許可業務 |
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食品収去業務 |
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食品検査業務 |
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その他 |
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システム構成図
- 本番サーバ
自治体に対し『食品衛生管理システム』のサービスを提供します。 - 保守サーバ
本番サーバの保守や管理用サーバとしての機能を備えるとともに、本番サーバのデータバックアップの保存先としても利用します。 - 閉鎖網ネットワーク
インターネット回線や独自回線は一切使用せずに自治体の高いセキュリティをもつ行政ネットワークを活用することができます。 - リモート保守
サービスに障害等が発生した場合、ハイエレコンの保守要員が遠隔操作でサービスを迅速に復旧させます。
システム運用・保守
10年以上にわたる自治体の基幹業務システムの運用保守実績から業務知識に精通
ハイエレコンからセキュリティの高いネットワークを介したリモート保守を行うことで、サービス障害時に迅速かつ安全に対応します。システム運用保守の内容については以下のとおりです。
- 修正プログラムの適用
- ソフトウェア脆弱性の対応
- システム障害時の対応
- システム改修(次期更改に向けたサポート、制度改正への対応、改修に係るドキュメント類の最新化等)
- お問い合わせ・資料請求
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株式会社ハイエレコン
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