トレサミート

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お客様の声

1.導入のきっかけ

  • カワトミフーズ株式会社 専務取締役 中村 正男 様にお聴きしました。

    ●加工までのリードタイムの短さ
    ●賞味期限管理の徹底
     
    従来から商品在庫管理については合理化の必要性を感じていました。ただ、取扱い商品の特殊性により具体的な案を見出せずにいました。
    お肉の場合は、同じ商品であっても実際には個別の管理が必要です。販売前に加工が入ることが多く、お得意先様のご要望に応じて加工するためスペック、仕様もいろいろです。
    また、生鮮品であり賞味期限管理が当然必要となります。一方では、30日程度の賞味期限であることから数日から10日程度の在庫となる場合もあります。
    帳簿在庫管理をしっかりと行いたいが、とても難しいと感じておりました。
    そのようなとき、経済産業省のITシステム導入の補助制度を知りました。また、外部の公認会計士の方との相談を通じITシステムを活用した在庫管理の実現可能性を感じ、導入を検討するきっかけとなりました。

2.トレサミートを選んだ理由

  • ●部分肉へ対応可能
    ●ハンディターミナルで業務効率化
    ●計量機との連携による実績収集

    トレサミートの枝肉から部位肉加工業者での導入実績を紹介いただきました。
    それを基本に部分肉への対応も可能であると確信したことにより、トレサミートを選びました。現場での入力が多いため、現場の担当者が使えること、作業や業務処理の流れが滞らないことをポイントとしていました。
    現場をよく見て業務運用を提案いただいたこと、ハンディターミナルが活用できることで、その点をクリアできると感じました。
    入力の簡素化の意味では、計量機とのデータ連携で在庫計上処理ができることも重要です。
    また、冷凍庫内でハンデイターミナルを利用した出庫や棚卸業務ができることも重視していました。基本ベースである個別管理、加工に伴う継承機能や、原価按分機能などの対応も部分肉から仕入れて、更に細かく加工する業務にも対応できるとのことで、帳簿在庫管理も実現性が高いと判断しました。

3.導入効果、導入してよかった点

●商品在庫を金額ベースで2,000万円の削減に成功

トレサミートの基本の国産牛のトレサビリティーの考えが、その他の畜種や加工品等の仕入トレースにも対応でき、トレースが容易になりました。
商品入荷時の検品業務が、より正確に行なわれるようになりました。入荷検品後、すぐにハンディターミナルで在庫計上できることで、担当者の意識が高まったからです。同様に各業務での誤りへの対応が的確に行なわれるようになりました。
その結果、商品在庫を金額ベースで2,000万円分削減できました。
これは、売上換算で4日~5日分の在庫量になります。運転資金の削減で資金繰りの改善にも役立っています。

4.導入に際して苦労した点

現場との調整の難しさ

実際に導入してみて、机上の理論と実務レベルの隔たりが思った以上にありました。経営者と現場のシステム導入への認識の格差もありましたし、現場サイドよりの細かい要望・意見が思った以上にありました。
やはり、システム導入、定着に際しては、時間をかける必要性を強く感じました。

5.今後の予定

バージョン3への期待

社内の各レベルでの意識を更に向上させれば、もっと在庫管理の精度向上と経営的な効果に結びつく活用ができると感じています。
トレサミートバージョン3では、部分肉加工の業務サポートがより強化されたと聴き、近々バージョンアップを行なうことにしています。